イベント_008_みずいろゲノム

『デイリー・ガラス』2056年4月22日
新たな曙光？遺伝子学研究科、カール・ベイトソン教授が新たな遺伝子科学開発計画を発表』

【『ニューアルビオン・ジャーナル・オブ・メディシン』にてE.L.I.D.放射遺伝子缺落アナフェラキシー研究論文を発表した、フローズン・ストリーム・ハーバー生命科学研究センターに勤めるカール・ベイトソン教授は、その後のメディアインタビューで最終生命と連携して新たな研究プロジェクトを試みてると述べた。コストがどれだけ高くても、カール・ベイトソン教授は信じていた。その研究は必ずや、遺伝子缺落により苦しんでいる希少疾患患者たちの助けになると。
「彼らは社会では目立たない存在だ。しかし長い間苦しみに苛まれ続けている」】

【プロジェクトがスタートした理由を尋ねた時、カール・ベイトソン教授はしばらく押し黙った】

・希少疾患患者をどう助けるかは、社会が抱え続ける難題の一つだ

【不明な録音】【14:42/14:42 2055070312902】

【？？】：ハイリスクローリターンは御免だ。遺伝子缺落の希少疾患がなんだ？1億人に10人といないんだぞ？10人程度のために何十億も投入できるか？奴らがみな大富豪だとは限らない、これだけの金が出せるとは限らないんだ！

【？？？？？】：しかし、彼らにも健康な体を享受する権利があります。所長、いえ、先輩。私たちが医大で学んだ最初の授業をお忘れですか？私たちが医を学んだのは、人を幸せにするためではないんですか！？
たとえ助かるのがたった10人で、彼らに医療費が払えなかったとしても――

【？？】：おためごかしはよせ！どうせ娘のヘリ―のためなんだろう？

【？？？？？】：……

・反論する理由が見つからない

『JAWA』2056年第1季

【最終生命とフローズン・ストリーム・ハーバー生命科学研究センターの共同科学研究プロジェクト：遺伝子工学研究の人形に関する開発情報を大量リーク】

【この人形には、人類のあらゆる生命科学と遺伝子工学の成果が組み込まれており、遺伝子に関する複数の希少疾患の難題を速やかに解決するために開発された。人形のコードネームは非公開だが、すでに登録申請は終えているようだ】

【しかし、本プロジェクトは、一部のメディアに遺伝子改造技術濫用の疑いをかけられてしまう。次第によっては、最終生命の株価にマイナス影響を及ぼすかもしれない…】

・自分たちの判断を信じるべきだ

『JAWA』2056年第4季

【最終生命とフローズン・ストリーム・ハーバー生命科学研究センターの共同プロジェクト、コードネームUL-GSAの遺伝子工学人形は、近日中にテスト段階に入ると報じられた。人形は対E.L.I.D.放射遺伝子缺落アナフェラキシーの診療に参加し、治療チームのターゲティング治療作業において、膨大な研究データのサポートを提供したとのこと】

【現在、詳細な診療過程は公開されていない。プロジェクト責任者であるカール・ベイトソン教授は、初期テストでは「予想した通りの結果」を得られ、この研究でより多くの人々が幸福になれると信じている、と述べている。さらに教授はTwit上に、残業を終えてハムスターボールの中で眠るUL-GSAの写真を掲載している】

『ハプトン・ポスト』2056年12月28日

『遺伝子改造技術の研究を止めるべきか？』

【先週、恐怖主義者たるルシファー・マレックが引き起こした、遺伝子サンプルを武器とするテロ未遂事件に世界は騒然となった。セキュリティ対策強化を呼びかけるとともに、多くの民間組織がこれから始まる遺伝子改造研究に激しく疑問を抱き始めた。この人類の運命と深い関りを持つ研究が、果たしてどう作用するのか明示されなければ、大衆に警戒され疑われるのは時間の問題である。大企業の道徳観点など期待できたものではない】

【コードネームUL-GSAの遺伝子工学人形は、先の報道により大衆の非難の的となった。事情を知るものはこう述べている：この人形の所属するプロジェクトは、ほとんどカール・ベイトソン教授が単独で行っているものであると。この意見に対して教授本人は沈黙を続けている。しかし彼のTwitで公開されていたUL-GSAの仕事や生活の写真は、すでに大部分が削除されていた】

・教授すらもプレッシャーに耐えられないのか？

『JAWA』2057年第1季

【最終生命が公開した最新クールの財務報告では、話題となっていた「対E.L.I.D.放射性遺伝子缺落アナフェラキシーの研究治療業務」はすでに削除されている。この研究が最後に大衆の視野に入ったのは昨年度11月、患者が第二段階の遺伝子修復手術を終えた時のことだった。3月25日、保守派からの疑問に対し、最終生命の代表者は記者会見でこう答えている：「私たちはこれまで一歩一歩、人類に有益な研究を続けてきた。リスクの存在する実験プロジェクトを行うことは断じてありえない」】

【不明な録音】【22:35/22:35/20570916171528】

【？？？？？】：昼に街中の高級レストランで食事でもどうかな？他の同僚たちも来るよ。なんたって君の送別会なんだから。

【？？？】：えっ、なにそれ…あたし、もう戻ってこれないの…？

【？？？？？】：何言ってる、そんなわけないだろう！ヘリックスは何が食べたい？ポール・るーがーのステーキって固くて切れないし…それよりも焼肉が食べたいなぁ。あ、羊のグリルも良いかも。北京ダック、それにお刺身も…あーん、優柔不断すぎて決めらんないよぉ～！

【？？？？？】：それなら焼肉にしよう！他は研究プロジェクトが終わったら、日替わりで食べにいけばいい。だろう？

【？？？】：うん、焼肉にする！

『JAWA』2058年第1季

【一種のマイルストーンだろうか。ひんしゅくを買ったE.L.I.D.放射遺伝子缺落アナフェラキシーは、死の病ではなくなった。最終生命のとあるチームは、一人の患者を生体機能85％前後の健康状態にまで回復させたと発表した。一部の残留物を除き、ほとんどのE.L.I.D.症状が消失したというのだ】

【半年前の騒動は、すでに人々に忘れ去られていた。新たな治療チームは「人を不安にさせる」遺伝子改造技術ではなく、新しく開発した薬品を用いて治療を行ったとのこと。ディーラーを通じて特許申請はすでに終えているそうだ。一部の学者たちが薬の成分に疑問を呈したが、今回の社会の反応は穏やかだった……】

【カール・ベイトソンの日誌 2056年4月25日】

【過去はもう変えられない、ヘリーは二度と戻ってこない。だが少なくとも、私の力で未来をほんの少し変えることはできた。もう誰も、彼女のように苦しまずに済むんだ。そうだろう、UL-GSA…】

【今日はヘリーの17歳の誕生日だ。そして君の誕生日でもある…彼女の魂と、私の願いを携え、君は希望と絶望の共存する世界へとやってきた】

坂口希の作品を印刷したものが、ピリエデスで高値で取引されていたらしい。リコの目が光った。だが坂口希は機嫌が悪いと作品を塗りつぶしてしまう。
どうする、リコの「アート修復」に協力するか？

・DGC……いや、芸術のために！
・見るからに怪しい

「当直の点呼を取る、グルーブ」
「はーい！」
「坂口希！」
「へーい！」

・まぁいい、大目に見るか
・同じ声だと気づかないとでも思ったか？

「マックス落ち着いて！誰に実験を邪魔された？」
「ムカつく！電源コードに引っかかったの誰！？」
「犯人の姿は覚えてる？」
「青いアタマの二つ結びで、ちっこくて白衣着てて…」

・「……それ、自分じゃないの？」
・立ち去る

「オアシス匿名掲示板七不思議」の一つ「青い螺旋」
通った場所に壊滅的な被害をもたらすことで有名。神出鬼没で、気づけば背後に立っていることも。危険であるひど出現確率が高まるため、地獄の使者と恐れられている。
・なにそれ？ちょっくら会ってくるわ
・怖い怖い怖い！やっぱ気をつけよ……

「アントニーナ主任、だいぶ憔悴してるな…」
「邪魔はダメ！徹夜でプログラム書いてるのよ」
「徹夜？妙だな、医療部門は暇してるはずだが…」

・備えあれば患いなし、ってね
・自分だったらサボってるな……

偵察小隊からの報告：
25日間も目撃証言はないが、極少量のエントロピー液が見つかった。
エントロピー液のサンプルを分析に回す。
これはオアシスにとって英気を養う良い機会だ。

・引き続き調査を行う。
・巡廻を強化、警戒を怠ってはならない

監禁部屋での日々は辛い。
「皆どうしてここへ？」
「クロに貢ぎすぎて」
「クロと言い合いになって」
「クロは私だけど？」
早く外に出たいなぁ…

・派遣任務で手柄を立てれば……
・大人しく反省文を書く

「DJのグルーヴが最高のショーをお届けするよ！」
彼女がいれば、ダンスホールはいつでも最高潮。
「浄化者？興ざめ！エントロピー？笑えるね！」
こういう雰囲気に不慣れな者からすると、かなり強烈だ…

・彼女のリズムにノッってみる！
・やれやれ、帰るか

ヘリックスは模擬生態環境に興味津々だ。
「松の木だ！すごい！」
「紫の花！菖蒲かな？」
「木の皮が剥がされてる…熊さんがいるのかな？」
ずっと閉じ込められて、誰も傍にいなかったのか？

・「少なくとも、今は私たちがついてる」
・立ち去る

好奇心が満たされるまで、ヘリックスが大人しくなることはなさそうだ。
水は差したくはないけど、模擬ジャングルにだって危険は潜んでいる…

・一緒に探索する
・合理的な進行ルートを定める

「あたしヘリックス！」
【(oﾟ▽ﾟ)oヤッホー！】
ヘリックスはロボットたちに大人気だ。でもなぜ顔文字が読み取れるんだろう？
「簡単だよ！アンナさんも顔文字を送ってみたら？」

・「……(￣ー￣)」
・「……(｀・ω・´)」
・「……[・_・?]」

偵察小隊からの報告：
位置情報を追跡し散漫としたエントロピーの痕跡を発見。遠くのセクターからも少量のエントロピー液が見つかっている。襲撃は無かったにも関わらず。これが何かの前兆だったら…

・引き続き調査を行う
・巡廻を強化、警戒を怠ってはならない

「ロボットさん、なんで空を飛べるの？」
【(oﾟ▽ﾟ)oココノヤツラ、ゼンイントベルデ！】
「その飛行能力、測ってみる？」
【[・_・?]…エ？】

・ロボットを放り投げて速度を測る
・ロボットを捕まえて積載量を測る

燃え盛る世界の炎がヘリオスの空を照らす。
「教授たちの努力の結晶が、ほんとに輝いてる！」
【(oﾟ▽ﾟ)oオイラタチノエイユウダカラナー】

・その時のこと、もっと聴かせて！
・エネルギーの輝きを感じる

「ヒッ！あ、あの彫像は…？」
【(oﾟ▽ﾟ)oアレモオイラタチノエイユウヤデ】
「え…英雄？」

・近くで観察してみる(※フェイスx1・ウィズダムx2と戦闘)
・なんだか怖い、やっぱりやめよう

「ここを突破するぞ、目にモノ見せてやるぜ！」
「傷、大丈夫？」
「オマエがカバーすんだよ！」
「えーーっ！？」

・アタシにくっついてな、お互いを守るぞ！
・緊張すんなって、このまま突っ込め！

エントロピーの奇襲から逃れはしたが、この部屋の入口は一つだ…
どうにかして扉を塞がないと！部屋にあるのは…？

・隅にある金属の器材
・使い所のわからない大型機器
・床に落ちていたバール

偵察小隊からの報告：
ヘリオス周辺のデータをアントニーナ主任にもらった。エントロピー液の痕跡をマップでつなぐと、何者かに消されていることが判明した。
まさか奴らはヘリオスに潜伏している…？
・引き続き調査を行う
・巡廻を強化、警戒を怠ってはならない

「主任、異常信号を特定しました」
「まさかヘリオスに！？あの二人を探さないと！」
「(oﾟ▽ﾟ)oサーテ、ドッカラサガソカ～？」

・エントロピー信号の発信地を重点的に探す
・スキャン機能で全セクターを調べる

クロックのパーツを見つけた！
ランセットに教わった方法で組み立てれば…あれ？…なんだったっけ？ってか、なんでこんなにコードが散らばってんだ？

・ヘリックス、助けてくれ……
・とりあえず全部つなげれば…OKだよな？

制御室が突破される！ヘリックスも武器で応戦！
「操作が単純なやつにしとけ、威力もなくちゃな。自分が傷つかないよう注意して」
「希…いきなり口煩くなるなぁ…」

・「キラキラした石と手袋だ……スリングショットで撃つのかな？」
・「この丸いの、上にガイコツが載っている……爆弾なんだ？」
・「これ、水鉄砲みたい……弾薬は緑色だ、変なの」

ヘリックスは懸命にエントロピーコードを解析した。
「勇気を出せ！アタシたちがついてる！」
「あなたは賢い、あなたになら必ずできます」

・「うん！ありがとう！」
・「アントニーナさん、やり方を教えて！」

偵察小隊からの報告：
今回の失敗は教訓だ。エントロピーへの見方を変えなくては。このウィルスは常に予想を超えてくる。奴らの大規模な調査の目的は、本当にヘリオスセクターだけなのだろうか？
・引き続き調査を行う
・巡廻を強化、警戒を怠ってはならない

【????:#????】
【OASISデータベースログイン完了、録音再生開始】
「はい…薬品会社に勤務していた時、出張で偶然ベイトソン教授にお目にかかれて。今日この日まで理想を掲げてこれたのは、あの時の激励のお言葉があったからかもしれません。」
「悲しみを背負っていても、理想の道を歩み続ける」
「ヘリックスさんの背中を見た時、少なからずドキッとしました。人生の師のご息女を目にしたような、そんな感覚です」

・悲しみを背負っていても、理想の道を突き進もう……というの、か……
専用プロトコル【高効率救護】を獲得：スキル加速+30%

【2056.11.25】

【はぁ…頭が悪いわけじゃない。それどころか非常に聡明な部類に入る。仕事も熱心できめ細かい、ベイトソン教授以上の細やかさだ。なのになぜカードキーを忘れるんだ？警備員もマネージャーもベイトソン教授も、こう毎日のように繰り返されては参ってしまうぞ。だが…彼女に注意したところでわかるのか？わっかるかなあ…わっかんないだろうなぁ】

・……
専用プロトコル【看護理療】を獲得：最大HP+100%

【2056.12.19】

【研究所が停電した。ヘリックスの部屋だけがなぜか明るい。扉を開けると、赤い服を着た数十匹ものハムスターが、色とりどりのハムスターボールの中を走り回っているのが目に入った。すべてのハムスターボールは一台の発電機に繋がれている。なるほど】

【ヘリックスは一匹の白いハムスターの前へと来ると、PCで『鼠中毒』という曲を流した。すると、ハムスターたちは頬に溜めていた米をすべて吐き出したではないか。デスクの上が米だらけだ】

・あのぉ……オジサンもさすがに怒りまチュよ……？
専用プロトコル【診療診察】を獲得：+演算力50%

【2056.12.22】

【ヘリックスの皿には、エンドウ豆が山のように積まれている。食堂のスタッフも通り過ぎるたびに二度見してしまう】

【なぜこうもエンドウ豆に夢中なんだ？メンタルじゃなくてメンデルの魂を積んでしまったのか？…それとも、エンドウ豆がゾンビから守ってくれると信じているのだろうか。ポンポンポン…ちゅどーん！！！】

・私ならエンドウ豆よりもトウモロコシを選ぶ……それかスイカかな？
専用プロトコル【対症療法】を獲得：治癒効果+50%

【2057.1.05】

【ベイトソン教授：ヘリックスが起動時から座右の銘にしている言葉がある。フランシス・ベーコンの「知識は力なり」だ。一方で「チーズも力なり」だ】

【彼女はチーズを見るとなぜか吐き気を催す。彼女がラボにいる時は、私が幼い頃からの大好物であるチーズバーガーの注文を諦めざるをえない】

・オアシスでは、ダブルチーズバーガーとコーラのセットでたったの13DGCだ。でも、彼女には味わえない
専用プロトコル【高効率救護】を獲得：スキル加速+30%

【2057.2.15】

【バレンタインデーの研究所は休みだ、ヘリックスだけを除いて。そもそも彼女にはバレンタインデーを過ごす必要がないらしい。それに山積みとなっている彼女の仕事が減る気配はない。先月は器材を失くした罰として倉庫を掃除させられていた。昨晩、倉庫から怪しげな泣き声が聞こえてたのはそのためか】

【録音再生 01:14/05:14】
【「もうやだ、仕事なんかしたくないよぉ！お願い休ませてぇぇ！うわぁぁぁぁ～～ん！！ここから出してよぉぉ！！」】

・なんてひどい！
専用プロトコル【看護理療】を獲得：最大HP+100%

【？？？？】:「はっ！！あ、あああ、あれが…ドレーシーさん！？あ、あの！これ、手作りのセーターなんだけど！う、受け取ってくださぁい！！」

【？？？？】：「わぁわぁわぁ、すっごく似合ってる！！教授が見たら喜ぶだろうなぁ～！あ、あれ…ぺ、ぺ、ぺぺ、ペルシカさん…なんでそんな怖い顔してるの…？」

・あはは……
専用プロトコル【診療診察】を獲得：演算力+50%

【????:#????】
【OASISデータベースログイン完了、録音再生開始】
「うふふふ、可愛いお嬢さん、それも同業者だなんてね。イジめるのがもったいないよ。でもたまには、あの子の恥ずかしがってるトコや、怖がってるトコ、見てみたいよねぇ？教授ばっかじゃ飽きちゃうもん。
今度はこの子の試験管に、他愛ない魔法を注いじゃおっかな？」

・その辺にしておきなさい、泣かせてしまうだろう
専用プロトコル【対症療法】を獲得：治癒効果+50%