ニューラルクラウドの舞台となっている世界とは †
本作のストーリーが展開される世界は西暦2060年代の未来です。
ゲーム本編は西暦2063年に始まり、(現状だと)仮想世界上を舞台にしています。
<詳細は本作のみならず姉妹作「ドールズフロントライン」「逆コーラップス(パン屋少女)」関連コンテンツもご参照下さい>
世界情勢 †
コーラップス(崩壊液)と呼ばれる凄まじい可能性と危険性を併せ持つ未知の物質と、その物質が引き起こすE.L.I.D.という奇病により世界は破滅的な大混乱に陥り、第三次世界大戦が勃発。
人類はE.L.I.D.の猛威と核戦争で人口と生活圏の多くを失い、労働力を補うべく「自律人形」と呼ばれる人型ロボットへの依存度を高めました。
その一方で、科学技術の発達によって人間・人形を問わず意識のバーチャル化が進み、自我やメンタルといった脳内の諸要素への解析も発達を遂げ、仮想世界上での活動も可能になりました。
自律人形が台頭して人間と共に暮らし、現実世界と仮想世界が入り混じったサイバーでパンクな未来世界が、本作の舞台となります。
この世界における出来事の一部 †
- ロシアは再び崩壊し「新ソヴィエト連邦(新ソ連)」が爆誕しました。
- ヨーロッパ諸国は新たな社会主義的思想「ロクサット主義」に染まりつつあります。
- 日本はE.L.I.D.禍で壊滅・分断されてしまいました。しかし日本文化はたくましく残っています。
- 北アメリカ大陸も西部を中心に大ダメージを受けました。
- 中国は大被害を受け(ていうか世界破滅の元凶にして爆心地なのに)ましたが健在です。
ニューラルクラウドの舞台になっているのはどこ? †
「ドールズフロントライン」の主な舞台は新ソ連〜東ヨーロッパですが、
本作は(現状だと)仮想世界を舞台にしていますので、「リアル世界での場所」という概念そのものがありません。
そもそも、ニューラルクラウドって何? †
本作のタイトルにもなっている「ニューラルクラウド計画」とは、
西暦2057年に研究組織「42Lab」が立ち上げ、2060年に実験運用を開始したプロジェクト。
その内容は「人形のメンタルデータをクラウド上に複製・保存することで、現実世界で人形が破損した際の損失コストを抑える」事を目的とする。
しかし実験は実用試験を始めた段階で大事故を起こし人形たちのメンタルは行方不明となる。三年間の調査の末に光明を見出したペルシカ博士は、問題解決の為指揮官(プレイヤー)を仮想世界に送り込むこととなる。
ドールズフロントラインとの違い †
「ドールズフロントライン」とは同一世界上とはいえ別ゲームですが、重複する登場人物がいますので
キャラクターの扱いや待遇、生き様といった物語内での違いを参考までに挙げておきます。
ゲームにおけるプレイヤー(教授=指揮官)の立ち位置 †
プレイヤーはゲーム開始直後に「指揮官」と呼ばれ、その後「教授」の代理人として仮想世界にダイブします。
よって、元々は「ドールズフロントライン」同様に民間軍事会社(PMC)の指揮官ですが、
仮想世界上ではあくまで「教授」であり、PMCの指揮官としての能力は戦闘指揮等で発揮される事になります。
+
ドルフロ世界の指揮官と本作の指揮官は同一人物なのか?
…となると、能力面やペルシカとのやりとりを含め若干「?」な部分が出てくるが、そこは想像補完で自由に考えて楽しんでいい部分だと思う。
しかし、仮に両作の指揮官が同一人物としたら、今度はドルフロとニューラルクラウドに登場する人形は同一人物設定でも別個体だと解釈せざるを得なくなる。
その辺りの「同一個体or別個体問題」は(本作やドルフロに限らず)こういったゲームの仕様上多かれ少なかれ起こるものなので、やはり自由に想像補完しておくのが精神衛生上よい。
人形の立ち位置 †
本作で一緒に暮らしたり戦ったりする自律人形の殆どは民生品であり、戦闘用ではありません。
ニューラルクラウド計画への参加の理由もさまざまです。
「ドールズフロントライン」では元・民生品の人形であっても戦闘用の改修を受けた「戦術人形」であり、
インプットされた行動原理も戦闘能力も全く異なります。
+
ドルフロ世界において指揮官が率いる戦術人形の大半はI.O.P社によって戦闘用の「コアモジュール」を埋め込まれ、
更に「烙印システム(ASST)」で特定種類の銃器を手足のように使いこなし、銃撃戦に対応している。
ダミーリンクシステムによる一種の分身運用をも可能にしている。
すなわち、ダミーはおろかコアも烙印もない状態の本作における人形達に同じ事をやれと言っても無理なのだ。
チョコちゃんにFNC小銃を渡しても、ドルフロ作中のようには上手く扱えない(はず)。