ボンネビル

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基本情報 †

スキル †

パッシブスキル：激走カーニバル †

オートスキル：ラッシュアワー †

必殺技：ヘルファイアラン †

算法スペース †

ギフト †

親密度 †

メンタル映写 †

背景 †

ボイス †

ゲームにおいて †

充実した支援能力を持つサポート型ファイター。
他の味方の受けたダメージを一定の割合で分担し、自身のダメージにする能力を持つ。
味方全体に実質的なダメージ軽減を与えられるだけでなく、分担後にボンネビルが負うダメージは威力が大きく低下するため、敵の発揮するDPSを削ぐ働きも有する。
オートスキルで敵の攻撃を引き付けることもでき、ファイターながら編成の耐久力を支援する能力を持つと言える。
攻撃能力に関しても、オートスキルが対範囲で悪くない威力を持ち、味方を支援するだけのユニットには収まらない。
また、ワープを行う味方と組み合わせた際には、多量のHPシールドを得られるようになり、敵の攻撃を受け止めやすくなる。
状況によりガード並みの盾役として通用するようになるだけでなく、オートスキルが威力、デバフ共に強化を受け、攻撃面の支援能力も充実する。
適切な編成においては、範囲アタッカーを兼ねた部隊の防護役として高い有効性を発揮するユニットとなる。

・パッシブスキル

• 他の味方の受けたダメージの30%を肩代わりする。この肩代わりによってボンネビルが負うダメージは50%軽減される。
• 一度に肩代わりするダメージ値は最大HPの10%分を超えない。
• 味方がワープした際、攻撃力450%分のHPシールドを獲得する。CD1秒。
• 味方がワープした際、「窒素ガス」を1ブロック獲得する。最大5ブロック。

ステータスによるダメージ軽減は、スキルによる軽減が行われた後のダメージに適用される。
味方がワープした時の窒素ガス/HPシールド獲得はボンネビル自身のワープでも発動する。
味方の召喚物のワープから窒素ガス/HPシールドを獲得することはできない。
味方の召喚物はダメージ分担の対象にならない。
味方が残HPを上回るダメージを受けた場合、ボンネビルが30%分を分担してもダメージがHPを上回るなら、その味方は撃破される。
上述の状況の時、味方の受けたダメージが残HPを大幅に上回っていたとしても、ボンネビルの負うダメージは自身の最大HP10%分、もしくは味方の残HPを0にするのに必要な分までに留まる。

ボンネビルのHPは★5かつレベル70なら算法次第で55000前後となる。
この時、肩代わりによってボンネビルに発生するダメージは最大で5500程度。
ボンネビルへのダメージが上限に達しているなら、味方の受けたダメージは36000を超えていることになる。
かなり巨大なダメージにまで効果を及ぼすことが可能であり、その場合でもボンネビルの負うダメージは大きくない。
味方に発生する全体的なダメージ量も低下しており、防御的な作用にはきちんとしたものがあると言える。

味方のワープ時にHPシールドを獲得できる効果は耐久力を確保する意味で重要になる。
ボンネビルはファイターとして標準的な防御力を持ち、算法の積畳防壁も3セットを装備できない。これらの影響で、敵から直接攻撃を受けた場合、ガードと比較すると2～3倍のダメージが発生することになる。
それでも、たとえば、時間当たりのメディックの回復量に対し、シールドの増加量が同量になっているなら、このパッシブスキルによって部隊のHPが復旧する速度は倍になっていると考えることができる。
ワープ1回から獲得できるシールド量はそれなりに大きい数値であり、獲得頻度を充分に用意できるなら、ガードと同等の耐久力を発揮することも不可能ではないと言える。

なお、ナシタのハリケーンによる連続ワープは、攻撃速度に応じて1～2回のシールド獲得判定が発生する。
基本的にはハリケーンごとに1回だけシールドを獲得できるものと考えられる。聖霊のラヴ、もしくは武装刻印Ⅲの効果によってナシタの攻撃速度が強化されている場合、およそ5秒に1回の獲得機会が発生する。
これは絳雨や坂口希、武装刻印後の初塵、といったユニットの発揮できるワープ頻度と大きな違いはなく、関数等でハリケーンの発動頻度を上昇させない限り、ナシタはボンネビルの耐久を向上させる上で特別な手段にはならない。
ただし、「窒素ガス」の獲得にはCDが存在せず、ハリケーンによって一気に5スタック獲得できる。オートスキルを強化する意味ではナシタは高相性のユニットと言える。また、初塵にとってワープ頻度を確保するための手段にもなる。

・オートスキル

• 発動時、最も遠い位置の敵を対象とし、ワープとして突進を行う。
• ルート上の敵全員に「ボンネビルの最大HP15%+『窒素ガス』の数×200%」分の攻撃力の物理ダメージを与え、物理防御力を「窒素ガス×150」分だけ低下させる。防御低下は最大5スタック。5秒間持続。
• 攻撃のヒット時、発動時に対象に選んだ敵にはノックバックを与え、攻撃のターゲットをボンネビルへと変更させる。ノックバックできないユニットは1秒間眩暈になる。
• 対象がスキルによるダメージを受ける前に倒れると、スキル充填が5秒間還元される。
• 突進時はバリケードの存在するグリッドも通過できる。通過時に破壊可能なバリケードは破壊される。

このスキルを発動した際のワープでも「窒素ガス」を1ブロック獲得できる。
スキルによる防御低下は、防御低下%デバフなどの効果が適用された後の数値に対して発生する。
スキルによるダメージは、敵の防御力を低下させた後に発生する。
防御低下のスタックは、5スタックに達していないなら、スキルの連続した発動でスタックを追加することができる。
このスキルによる眩暈および攻撃対象の変更効果は、敵の状態異常抵抗とアーマー効果の影響を受けない。

発動後、ターゲットとなった敵に対して真っ直ぐに突っ込む。
スキルの攻撃範囲は、横幅が1グリッドより少しだけ広く、ボンネビルが通過したグリッドに隣接するグリッドあたりまでが対象となる様子。
発動時のワープ判定で窒素ガスが+1されるため、ボンネビル単体でもHP15%+攻撃力200%の威力を発揮できる。
とはいえ、★5レベル70時、攻撃力バフなどを考慮しないものとしても、攻撃力700%分程度の威力であり、威力の面で際立ったものはない。
ただ、攻撃範囲が非常に広く、敵を複数巻き込める状況なら優秀なスキルになる。
窒素ガスが5スタックしているなら、防御低下とあわせて対単体でも悪くない出力を発揮してくれる。

防御力を固定値で低下させるデバフは強力と言ってよく、およそ敵の防御力を削った割合と同程度のダメージ強化を得られる。つまり、敵の防御力を30%分低下させたなら、与える物理ダメージは1.35倍程度の強化を受ける。
防御力を750低下させているなら、多くのボス戦では40%前後の強化量を得られると思われる。
ただし、防御力による影響を低下させるだけなので、味方の確定ダメージの強化には繋がらない。
また、持続時間が5秒と短く、途切れがちで効果量も安定しない。カタログスペック上では優秀と言えるが、火力支援に特化したサポーターほどの出力を発揮するのは難しい。
戦術スキルのチャージを投入し続ければ、効果を途切れさせずに重ねていくことができ、味方がワープを行わない編成でも5スタックの防御低下を達成できる。と言っても、スタックを増やすのに時間がかかり、チャージのタイミング次第では途切れてしまう可能性があるので、それほど実用性のある運用とは言えない。

このスキルで与える眩暈効果は敵の状態異常抵抗とアーマー効果を無視する。
ボス敵や防護ゲージ持ちにも問答無用で1秒間の眩暈効果を与える。ただし、エンブレイスのような持続的に発動するスキルを中断させることはできない。
非常に珍しい挙動だが、このスキルによるノックバックは方向が限定されておらず、対象となる敵の周囲に空白のグリッドがあればその方向へノックバックが行われる。
すなわち、ノックバックの無効化は敵がアーマー効果を持っていない限りほぼ発生せず、アーマーを無視して眩暈が発生するのはおそらく何かの間違いによるものではない。

防護ゲージへのダメージも大きく、状態異常抵抗500の敵に対して、眩暈4秒分程度の量のゲージを削ってくれる。リンドやセンタウレイシーほどではないが、優秀なゲージ破壊能力を持つと言える。
敵のターゲットを自身に移行させる効果は挑発とは異なり、単純に敵の攻撃対象を再設定させるだけの機能となる。また、スキルが直接ターゲットにした敵のみに効果があり、移動経路上の敵の攻撃を引き付ける作用はない。

・必殺技

• 対象を選択して発動。窒素ガスを1ブロック獲得する。
• 対象に向かってワープとして突進を行い、対象とルート上の敵に「自身の最大HP32%+「窒素ガス」の数×240%」分の攻撃力の物理ダメージを与え、短時間の眩暈を付与する。
• その後、最も遠い敵に対し、同様の攻撃を追加で2回行う。
• 必殺技による突進では、「窒素ガス」を消費しない。
• 攻撃がヒットした敵に対し、「窒素ガス」の数×150の防御低下効果を与える。10秒間持続。

必殺技による防御低下は、オートスキルによる防御低下と同時に付与することはできず、どちらか一方を付与すると、異なる方の効果が消失する。
必殺技による防御低下は、連続して付与したとしても、窒素ガスのブロック数以上のスタックは発生しない。
敵の召喚ユニットは発動時の対象として選択できるが、追加の2回の攻撃の対象にならない。このため、敵が召喚物しか存在しない場合、突進は1度しか行われない。
直接攻撃の対象になった敵にはノックバック効果が発生する。
必殺技による眩暈効果は敵のアーマー効果の影響を受ける。

必殺技で行う攻撃はオートスキルと同等の挙動を持つ。
窒素ガスが3スタックしているなら、発動後に5スタックに増加する。この場合、敵の防御力を低下させたうえで、ボンネビルの最大HP32%(★5LV70なら17000程度/敵の防御力の影響を受ける)+攻撃力1200%の物理攻撃を3回行うことになり、範囲攻撃として極めて高い威力を発揮する。
敵に与える眩暈は秒数が表記されていないが、おそらく1秒。加えて、状態異常抵抗の影響を受けるものと思われる。防護ゲージ削りや防御面での影響はおまけ程度の物になる。

・総評
味方のワープと連携するサポーター兼範囲アタッカー。
味方がワープを行わない編成においても、範囲アタッカーや防御面のサポーターとして悪くない能力を持つが、本領を発揮するにはワープとの連携が欠かせない。
適切な編成であれば、アタッカーを兼ねるサポーターとして充実した能力を持つと言える。
最大の特徴となるのは、ダメージ分担やHPシールドの獲得によって、ガードを含まない編成を組みやすくなる部分と言ってもいいかもしれない。ただ、決してそれだけではなく、部隊の総合力を高めるユニットとして良好な有用性を発揮できる。
ガードと併用しなければならない状況においても、威力のあるオートスキルと防御低下のデバフによって活躍でき、更にダメージ分担でガードの耐久力を高めてくれる。
ただ、オートスキルによってボス敵の標的を自身に移行させてしまうため、状況によってはガードとの併用に支障をきたしてしまうこともある。
とはいえ、ボス敵は範囲攻撃や後衛狙いのスキルを持つことが多く、盾役にガードほどの耐久が要求されないことも多い。
ワープを行う味方が居なければ弱体化してしまう点が、運用する上で最大の課題となる。
スキルはやや独特に見えるが、多様な状況で活用できるもので、ピーキーすぎて扱いづらいということはない。適した編成においては、優れた総合力を発揮するユニットと言える。

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